フィンジアとリアップの大きな違いは分類

育毛ケアの商品というのは、成分や目的ごとに分類されています。
育毛剤には医薬部外品が多いのですが、医薬部外品というのは、成分や濃度の配合は厚生労働省が決定した範囲のみで、さらに効果・効能の表記も厚生労働省の定めた範囲のみになります。
この厚生労働省による規制のために、医薬部外品の育毛剤は高い効果を期待できる新成分を使うことも、濃度を濃くすることもできなくなっているんです!
しかしその点で、フィンジアは「化粧品」、リアップは「医薬品」というカテゴリーに分類されています。
フィンジアは高濃度成分の配合目的で化粧品
フィンジアはなぜ「化粧品」というカテゴリーなのでしょうか?
「化粧品」は、医薬部外品に比べて、成分や濃度の基準が緩いんです。
そのため法律で配合が禁止または制限されているものでなければ、メーカーの判断で自由に使うことができます。
フィンジアの主成分である、キャピキシル・ピディオキシジルは、医薬部外品の範囲外なので、効果も安全性も確かめられているにも関わらず、もし医薬部外品としてしまうと、配合できないのです。
そのため、キャピキシルとピディオキシジルを自由に配合するため、フィンジアを化粧品というカテゴリーに分類することにしたというわけです!
発毛効果が認められたリアップは医薬品
フィンジアは「化粧品」ですが、リアップは「医薬品」として分類されています。効果が認められ、発毛剤として販売できるのは日本でただ一つ、リアップだけです。
処方箋は必要なく、普通の薬局などでも購入できますが、第一類医薬品なので、薬剤師が常駐している薬局でのみ手に入れることができます。
リアップの主成分であるミノキシジルは、日本皮膚科学会がAGAへの治療に「強く推奨」するなど、その効果は絶大です。
しかし、副作用のリスクも8.82%とかなり高いのが気になります…。副作用の発症の可能性やリスクなど、自分でよく考えてから購入するようにしましょう。
ではさっそく、まずはフィンジアのメリットとデメリットを検証していきましょう。
フィンジアのメリットを徹底検証!

フィンジアのメリットはたくさんあります。1つずつ確認していきましょう。
安全性と効果が立証済み
1つめは、まず主要成分に対して臨床試験がたくさん行われているため、安全性やその効果も立証されているという点です。
フィンジアはたとえ「化粧品」の分類であっても、主成分であるキャピキシルやピディオキシジルに対し、医薬品と劣らないほど何度も実証試験が実施されています。そのため、成分の効果も安全性も確かめられているので、安全して使用することができます。
フィンジアの販売元であるユーピーエスは、日本薬科大学とも共同実証試験を行なっていて、その実験結果は専門誌へも掲載されています。
カプサイシンが浸透力を上げる
フィンジアの主成分以外の成分をみていくと、その1つカプサイシンは唐辛子の辛味成分であり、毛穴を開いて汗を出す発汗作用を持つんです。
これを利用し、カプサイシンにフィンジアの成分を浸透させるためのサポートをさせています。
一方、リアップにはカプサイシンは配合されていません。リアップにカプサイシンが配合されれば、もっと強力になるのになぁ…。
DHT抑制成分で脱毛を防止
フィンジアは、DHT生成を抑えるため、ビオカニンAのほかにヒオウギエキスを配合し、酵素の5αリダクターゼを抑制しています。
これはヒオウギに多く含まれるイソフラボンによる働きで、この作用はリアップにはありません!
副作用の可能性もほとんどない
フィンジアは、副作用の可能性がある成分を配合していないため、フィンジア発売後、副作用の報告はありません。
高い効果を期待できるにも関わらず、副作用が起きる可能性が非常に低い、安心な製品なのです。
全額返金保証制度で経済的にも安心
フィンジアには全額返金保証制度があるため、もしフィンジアに含まれているハーブが合わないなどの問題があった場合、30日以内であれば代金が全額戻ってきます。
初めての購入は不安なものですが、もし合わなければ全額返金してもらえるとなれば、経済的にも安心です。
フィンジアのデメリットを徹底検証

次はフィンジアにはどんなデメリットがあるのか確認していきましょう。
リアップよりも価格が高い
メリットがたくさんのフィンジアですが、デメリットをあげるとすれば…価格が高いとあうことです。
フィンジアの1番安い購入方法である、定期コースの3本セットであっても、1本当たりの価格は8,967円です。
リアップの定価は7,611円ですが、薬局などで安く購入した場合の価格は7,000円ほどです。これと比べると、フィンジアは2,000円程度高いということになります。
この価格高さの理由は、フィンジア2つの主成分が海外製だということ。仕入れ値が高くコストがかかっているので価格が上がってしまうのです。
フィンジアはネット通販での購入のみ
フィンジアは、ネット通販の限定発売なので、ドラッグストア、薬局などで購入することができません。
買い物ついでに気軽に買うことができないという点もデメリットの1つかもしれません。
とはいえフィンジアを検証してみると、圧倒的にメリットのほうがデメリットよりも多いことがわかります。ではリアップはどうでしょうか?
リアップのメリットを徹底検証

日本でただ1つ、発毛薬としてその効果が認められているリアップ。ここではリアップのメリットを検証していきます。
臨床試験により発毛効果を実証済み
リアップの販売元である大正製薬は、長期間臨床試験を行っています。その結果は医師が証明・判定しているので、客観的に効果が認められていることになります。
リアップのホームページにもそのデータが掲載され、誰でも閲覧が可能であるため、非常に信頼性が高いと言えます。
主成分を日本皮膚科学会が強く推奨
主成分であるミノキシジルは、日本皮膚科学会によって、AGAの治療ガイドラインの中で推奨度が最高ランクとなっています。
推奨度の最高ランクであるAランクとは、この成分による治療を「強く薦める」という評価です。
様々な分野の専門家が、リアップの有効性について評価しているというのは、使用者にとって大きな安心感を得ることができます。
知名度が高いので安心できる
リアップはコマーシャルが頻繁に放送されているため、誰でも知っているほど非常に有名な商品です。
この知名度の高さと大正製薬のブランド力も相まって、初めての使用でも安心して購入することができます。
リアップはいつでもどこでも手に入る
リアップは医薬品に指定されているものの、処方箋なしで購入することができます!そのため、薬剤師が常駐していれば、どのドラッグストアや薬局でも手に入るのです。
ドラッグストアでの買い物ついでに気軽に購入できるというのは、意外と大きなメリットかもしれません。
リアップのデメリットを徹底検証

リアップにもやはりデメリットはあります。では、医薬品であるリアップにどんなデメリットがあるのか検証していきます。
副作用が出る確率がかなり高い
リアップの有効成分であるミノキシジルは、副作用が発症する可能性があります。
発売後に再審査を行ったときの副作用のデータでは、副作用の発現率が8.82%とかなり高い値でした。
そのうち、かぶれやかゆみ・湿疹などの皮膚に関する副作用が高い割合を占めていますが、血管を広げる作用があるため、心不全など循環器系の重い副作用も多く見られます。
これは大きなデメリットと言わざるを得ません。
有効なのは男性型脱毛症のみ
リアップの効果が有効なのはAGA(男性型脱毛症、別名:壮年性脱毛症)のみです。
壮年とは30代後半の人のこと。つまり、壮年性脱毛症とは、30代後半以上の人の薄毛のことを指します。
30代後半よりも若い人に現われる若年性脱毛症はこの壮年性脱毛症とは異なります。そのため、リアップは若い人には高い効果を期待することができません。
抜け毛の予防は期待できない
リアップに配合されている有効成分はミノキシジルだけで、ミノキシジル以外の成分は全て頭皮環境を維持するための成分です。そのため、リアップには薄毛の対策に大きな役割を持つ抜け毛予防に有効な成分が全く入っていないのです。
どんなにミノキシジルの発毛効果が強いものであっても、抜け毛予防の成分が配合されていないとAGAの進行を妨げることが出来ないことがあります。
やはりAGA対策としては、フィンジアのキャピキシル・ヒオウギエキスなど抜け毛を抑制する成分が必要です。
全額返金保証制度がない
リアップは副作用が起きやすいにも関わらず、全額返金保証の制度はありません。
もし一度使ってみて、かゆみや湿疹などの副作用が出てしまったり、自分に合わなかった場合は処分するしか方法はありません…。
多額の広告宣伝費が価格に含まれている
リアップがフィンジアよりも知名度が高いのは事実です。しかしその知名度は、コマーシャルなどの宣伝によるもので、その宣伝費はリアップの価格に組み込まれているのです。
まとめ

フィンジアとリアップのメリットとデメリットを、比較のためにまとめてみます。
フィンジアのメリット
・主成分の臨床試験が豊富
・カプサイシンの浸透力が高い
・DHT抑制の成分が配合されている。
・副作用の心配がない
・全額返金保証制度で経済的にも安心
フィンジアのデメリット
・値段が高い
・購入はネット通販のみ
リアップのメリット
・発毛効果が医師により実証
・日本皮膚学会が使用を強く推奨
・知名度が非常に高い
・薬局で手軽に購入できる
リアップのデメリット
・皮膚だけでなく循環器にも副作用の可能性
・対象は30代後半以降の壮年性脱毛症のみ
・抜け毛を抑制する成分が未配合
・返品制度や返金制度がない
以上のメリット・デメリットを比較すると、
・30代後半以降の人はリアップもおすすめ
・20代〜30代前半の人にはフィンジアがおすすめ
とまとめることができます!
リアップの高い効果は壮年性脱毛症のみに期待できます。そのため30代後半以降の人は、リアップを使用して強い発毛効果を実感するのも1つの手だと思います。
30代後半以降ならば薄毛が進行している可能性も高いので、改善も見込めるリアップがおすすめです。
一方若い人の薄毛の原因は、いろんな要因が絡み合っていることが多いので、副作用の可能性があるリアップを最初から使用するのはおすすめできません。
もちろんリアップは高い発毛効果を期待できますが、その分重い副作用のリスクがあるので、若いうちからリスクを背負う必要はないでしょう。
フィンジアを使用すれば、副作用の心配をすることなく、育毛効果と脱毛抑制効果の両方を期待することができます。抜け毛が気になっている30代前半よりも若い人はもちろんのこと、30代後半以降の壮年期の人でも改善を期待できます。
さらにフィンジアの主成分である、キャピキシルとピディオキシジルの効力は実証試験で確認済みで、副作用の心配もありません!
薄毛がまだそこまで進行していない、30代前半までの人には絶対にフィンジアをおすすめします。